先天性臼蓋形成不全 - 神経系ストレッチ✕整体カラダ理学ラボ姫路

先天性臼蓋形成不全～原因、症状、治療法までの全ガイド～

先天性臼蓋形成不全は、赤ちゃんの股関節のソケットが正常に形成されない症状で、股関節脱臼のリスクを高めます。

通常、股関節は球形の大腿骨頭とそれを包む臼蓋によって構成されますが、この状態では臼蓋が浅く、大腿骨頭が適切に支えられません。

先天性臼蓋形成不全の正確な原因は一つではありませんが、遺伝的要素が大きく影響していると考えられています。

母親の妊娠中の環境要因、特に妊娠期間中の栄養状態やライフスタイル、また、赤ちゃんが子宮内で占める位置（特に臀位妊娠）も関連しているとされます。

先天性臼蓋形成不全の症状は、特に早期では目立たないことが多いですが、片足が他方より短い、片方の脚の股関節の動きが制限される、歩き始めた時の異常な歩行パターンなどがあります。

診断は通常、新生児期や乳児期の定期健診での臨床的検査と、超音波検査やX線検査により行われます。

治療の主な目的は、股関節を適切な位置に安定させることです。

初期段階では、パブリックハーネスと呼ばれる装具を使用して股関節を適切な位置に保つことが一般的です。

より重度の場合や装具による治療が効果的でない場合は、手術が必要となることもあります。

治療は、できるだけ早期に開始することが重要です。

多くの場合、適切な治療を早期に開始することで、子どもたちは正常な股関節機能を持って成長することが可能です。

治療後も、股関節の発達を定期的にチェックするために、継続的な医療的フォローアップが必要です。

A1: 先天性臼蓋形成不全は、新生児の約1〜2%に影響を与える比較的一般的な状態です。

女の子に多く見られ、左側の股関節に影響を受けることが多いですが、両側が影響を受ける場合もあります。

A2:治療後の股関節が正常に発達すれば、多くの場合、特別な制限なく運動やスポーツを楽しむことができます。

ただし、治療中や治療後に医師から特定のアクティビティについて指示がある場合は、それに従うことが重要です。

A3: パブリックハーネスは通常、数週間から数ヶ月間装着されます。

定期的なフォローアップ検査で股関節の発達を監視し、治療計画が適切に調整されます。

A4: 早期発見と適切な治療が行われた場合、多くの赤ちゃんは正常な股関節の発達を遂げ、長期的な問題なく成長します。治療が遅れると、股関節脱臼や発達障害のリスクが高まる可能性があります。

A5:痛みの管理は個人によって異なりますが、一般的には非ステロイド性抗炎症薬の使用、定期的な運動やストレッチ、物理療法、必要に応じて痛み管理の専門家との相談が推奨されます。

また、適切な体重を維持することで股関節への負担を軽減することも重要です。

先天性臼蓋形成不全は女性に多く、股関節の痛みなどの症状はなくても股関節の動きが悪く、あぐらができない、股関節が曲がりにくいなどといった症状でお困りの方も多いかと思います。

股関節の動きを少しでもよくしたいと思って、股関節のストレッチをしてみたりしてもなかなか股関節の動きが良くならない場合は、股関節の神経をストレッチすると効果的かもしれません。

当院では先天性臼蓋形成不全など股関節が曲がりにくい、あぐらができないなどの股関節の動きが極端に悪い症状に対して、神経にアプローチした施術を行います。

股関節周りには様々な神経が走行しており、その一つでもある「大腿神経」という神経の緊張が高いと股関節が曲がりにくくなったり、また「閉鎖神経」という神経の緊張が高いとあぐらや股を開く動きが悪くなったりします。

そのため、これらの神経をストレッチすることで、先天性臼蓋形成不全であっても股関節が曲げにくい、あぐらがかきにくいといった股関節の症状が改善する可能性があります。

悩みや不安がある方はいつでも当院へお問い合わせください。